外壁塗装は塗り回数が多いほど長持ち?
外壁塗装は決して塗り回数が多いほど長持ちする事はありません。
お化粧でもそうですが、あまり厚化粧をしても、
ひび割れなどを起こしてしまいます。
わかり易い例では、ガレージなどのシャッターの塗装で、
何回も塗り重ねると、シャッター自体が重くなってしまいます。
シャッターが重くなると、中で巻き込むと時にこすれて、
塗料が剥がれてしまう事がよくあります。
見積もりを提出した時も、お客様から、
「他の業者さんは5回塗をしてくれるそうよ!」
なんて、言われることがありますが決して騙されてはいけません。
何を5回も塗装するのか不思議で仕方ないのです。
吸い込みが激しく3回・4回と塗装する事はありますが、
そんな時は、理由をしっかりと説明したうえで塗回数を増やします。
ただ単に上塗りだけを塗り重ねる事は、あまり良い事ではないのですが
他の業者さんの考えもありますのでアドバイスだけはさせて頂いています。
外壁を塗装で長持ちさせるコツは、適正な塗装工事をする事です。
各塗料メーカーも適切な工事に対しての、耐久年数を出しているので、
無理に5回塗りや6回塗りをしても全く逆効果でしかありません。
また、よく営業トークで使われることが
「当社はフッ素を3回塗りしますよ!」
なんてことですが、本来、外壁塗装で大切な事は下地との密着です。
下地と密着していないとどれだけ高級な塗料を塗り重ねても、
下地から剥がれてしまえば、何の意味もないのです。
上塗の耐久性ばかりを考えずに、下地の事や下塗りの塗料の事を
一番に考えなくてはいけません。