代表の白政です。
私は塗装職人を初めて20年になります。

18歳の時にこの業界に入り初めて塗装職人を見た時
なんて怖い人達なんだと思いました。

こんな業界でやっていけるのかなと本当に不安で
一杯だったのですが現場に着いてびっくりしました。

それは職人さんたちが一致団結し、見事なまでに仕事をこなしています。
最初は怖い方達だなと思っていた私なんですが・・・

この人達のようになりたいと思い、仕事を覚える事に毎日一生懸命に頑張りました。

まだ周りの同学年たちは大学生やフリーターが多く、
遊びに誘われることも多かったのです。

しかし、私は、朝5時には起きて現場の用意をしなくてはならない為、
一切の誘いを断りみなく仕事に打ち込む毎日でした。

塗装職人を初めて10年が経ち一通りの作業も覚え
この頃には職長としても現場に行かせてもらえるようになりました。

そろそろ独立を考えた私は、当時の親方に相談したところ、こんな事を言われました。

独立したら今やっている作業内容じゃ通用しないぞと言われ
最初私の腕がまだまだで、世間には通用しないという事なのかなと思いました。

いざ独立して親方の言っていた事がわかったのです。
それは今までやっていた作業内容では値段が合わないと言う事でした。

一言でいえば手抜きを覚えろです。

当時、工務店の下請けをしていた私は他の下請け業者さんとお酒を飲む機会があり
その時にみんなが話していた内容に驚愕しました。

それはどれだけ手を抜いた仕事をしているか自慢し合っているのです。

私はお金を残す事だけを考えたやり方にどうしても納得がいかず
仕事をもらう事をやめました。

辞める事には、本当に自分と葛藤し家族とも相談しました。
そんな時、以前の親方と会う機会があって今までの経緯を話しました。

「それなら自分で仕事を取るしかないな」と言われ、
「そうか自分で仕事を取ればいいんだ」と浅はかな考えで自分で仕事を取る決意をしました。

もちろん営業なんてやった事のない私が仕事を取れることなんてありません。
本当に苦労し、何とか仕事を頂いた初めてのお客様からご近所さんを
紹介していただき5件もの仕事をもらいました。

値段だけじゃなく良い仕事を継続していけば
必ず分って頂けると確信しそれからは口コミでも
仕事を頂けるようになり今現在に至ります。

激安業者には値段では勝つことはできませんし、
私たちの仕事内容はそんな値段では絶対にできません。

良い塗料や良い仕事を提示するという考え方よりも
お客さまの未来に繋がる塗料選びから仕事内容に誇りを持ち
社員一同、高い志を持ってこれからも精進をしていきます。